ハリウッド「夢工場」の技術革新 2
いま、最も重要なのは米国だけでなく、世界中でヒットする作品を作ることだそうです。
数字がそれを裏付けています。
米国映画界の興行収入は95年北米地域で53億5千万ドル、北米以外では51億ドルといずれも過去最高を記録しました。
北米分にほぼ肩を並べた海外収入が21世紀に、収入全体の4分の3を占めるという予測もあります。
日本映画界で95年入場者が前年比3・3%増加したのは、「ダイ・ハード3」や「スピード」など米国映画のヒットのおかげ。
香港映画の興行収入が95年同10・9%も落ち込んだ香港では、米国映画の上映館がどんどん増えているそうです。
フランスでは95年仏映画の興行収入が公開映画全体の35.4%に上昇しましたが、米国映画の54・2%には遠く及びません。
米国映画は、19世紀以降のあらゆる大衆文化が流れ込んだ米国の総合文化。
それが非英語圏でも多くの観客を得ているのは、
「伝統的に人種や文化の違いを乗りこえ、あらゆる観客が理解・満足できる普遍的な表現法と内容が基本にあるため」と東大名誉教授は分析します。