「永遠の0」

色々と評判だったことは知っていたが、原作者の百田尚樹のキャラクターが少々軽薄そうな気がして、見るのを見送っていた。
800円で見える映画チケットが、いくつか残っていたこともあって、日曜日に見ることにした。
会場は、中高年が多いと思いきや、意外に若い人も多く、家族連れもポツリポツリと見られる。
さて、肝心の映画の内容であるが、あらすじは他の人に任せることにして、結論であるが想像していた以上に感動してしまった。
戦争の悲劇だけが綴られている映画ではなく、戦争下という常に死が隣ある極限状態であるからこそ、人間はきっとものすごく、繊細で、勇ましく、弱く、残酷で、そして優しい。あの時代の人は、きっと今の、何となく生きている僕等とは違い、必死に生きていたのだろう。それは何かに強制された訳でもなく。
今、戦争を知らない人達が増えている。
映画の中でも触れられているが、日本と米国が戦争したことさえ知らない人がいる時代とも聞く。
生きている間、時間を無駄にすることなく。
自分も一生懸命生きていく、人間になりたい。
そんなことを感じてしまった。

あらすじ: 祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。